
木調と石調のサイディングを組み合わせ、外観は落ち着いたトーンで統一。正面の開口部は控えめながらも光をやわらかく取り込み、「閉じすぎず、開きすぎない」葬祭建築としてのバランスを追求しました。
| 場所 | 大阪府池田市 |
|---|---|
| 用途 | 葬祭場 |
| 構造 | 鉄骨造(地上2階) |
| 延床面積 | 173.91㎡ |
| 外装材 | ニチハ サイディング「キャスティングウッド/セラミストーンMGグレー」 |
| 床タイル | ダントー ETY-65(600角) |

地鎮祭を経て、敷地の測量・地盤改良・給排水引込など、建設の前提となる基盤工事を実施。
地盤状況を確認し、改良深度を適正化。外構の擁壁や排水経路も同時に整備し、後工程の施工精度を高めました。
これにより、構造体の荷重分布が安定し、建物全体の耐久性を支える基礎条件を確立しています。

杭芯・基礎レベルをレーザーで計測しながら、型枠・配筋・コンクリート打設を施工。
鉄骨建方では、ボルト本締め・トルク管理を全数実施。スタッド溶接も各所で試験片を確認し、溶接精度を確保しました。
建物の「軸」を決定づける工程として、構造精度(鉛直・水平)をミリ単位で管理しています。

外壁にはニチハ製サイディング(キャスティングウッド/セラミストーンMGグレー)を採用し、耐火等級3の仕様で施工。
目地の通り・納まり・防水処理は全数チェック。タイル(DANTO ETY-65/600角)との納まりも事前に割付図で検証しました。
外構は道路接続部分を含む勾配設計を再調整し、歩行者動線と排水経路を両立。仕上げ後も周辺環境との調和を重視しています。

内装工事では、式場・控室・事務スペースを明確に分離し、動線を最短化。
電気・空調・給排水のルートを整理し、天井裏スペースでの点検性を確保しました。
照明は反射率を抑えた配光設計とし、壁面クロス・床材の色調も作業・儀式双方の使いやすさを意識した仕様に統一しています。

全工程完了後、各職種による自主検査・社内検査・第三者確認を順次実施。
建具の開閉、排水勾配、仕上げ面の光反射などを総点検し、施工精度と安全性を最終確認しました。
竣工後は定点撮影を行い、日射・陰影・風景との調和も確認。地域環境に自然に馴染む建築として完成しました。